2024年2月16日10時より森のイノベーションラボFUJINOにて、第4回中山間地域 起業家支援講座として、上場したツクルバを退任後、複数の会社での第二創業に取り組まれている中村真広さんを講師にお招きし、「創業と人材育成」についてお話しいただきました。
まずは講座の冒頭に、中村さんが代表取締役である株式会社KOUが提供する「emochan」という1on1支援ツールを紹介いただき、実際に各テーブルごとに実施しました。
感情を通じたコミュニケーションを通して全員が少しでも口を開き、場の雰囲気が柔らかくなり、関係性を高められるそう。
中村さんは、2011年に株式会社ツクルバを共同創業。主に不動産を活かした事業を手掛けてきました。2019年に上場をするものの、毎年、同じ仕事の繰り返しよりもゼロからイチを生み出すのが好きだということで2023年に退職。
現在は「起業2回目の0→1フェイズ」として、株式会社KOUをはじめ、Ba&Co株式会社代表取締役会長やその他多数に渡って創業を手掛けているそう。また藤野では「バグ村」という村づくりをしているそうで、今後ますますの期待が寄せられています。
これまでの人生を振り返ると「場」を常に作り続けてきた中村さん。創業期の組織にとって大切なことは「文化(グルーヴ感)」を作ることだったといいます。組織の人数が少ない時にこそ、企業理念を言語化したり、理念に基づいた評価・賞賛が必要とのことでした。スモールビジネスにおいても誰かを雇うならまずは文化を作ることから始めるといいのではないでしょうか。
また、経営の拡大において、組織の人数が多くなると様々な壁ができます。その際は、メンバーが各々で自分の感情や価値観を自覚(セルフサイクル)することと、他者との対話(チームサイクル)とを日々、相互に回すことが大切とのことでした。
講義の後半は対談や質疑でした。仕事のパートナーとの出会いや株式会社ツクルバの創業にいたるまでの経緯をお話しいただきました。