
■概要
中山間地域の医療は、近場に産婦人科や大きな小児医療機関が無い、情報インフラの不備、近い未来に高齢化の加速や交通網の不備、医療従事者の不足が起こるであろうなど、様々な課題を抱えています。これから更に少子高齢化と人口減少が続くことで、これまでのような医療体制を維持することは難しく、合わせて介護の問題も益々大きな課題となっていくことが予想されます。
現在、内閣府でも「デジタル田園健康特区」という、デジタル技術を活用して地域医療の課題に重点的に取り組もうという動きが始まっています。在宅医療における看護師の在り方、救急医療における救急救命士の在り方、全国の医療情報データの連携、予防医療の拡充やAIチャットサービスの促進などが検討されています。
中山間地域の医療・介護の現在の課題はどこにあるのか、またどんな未来が期待できるのでしょうか。
私たちには何ができ、どんな準備を今からしておくべきなのでしょうか。
近い将来を見据えて話し合い、できることから始めて行けたらと考えています。
医療や福祉に携わっている方、これからの医療に関心のある方、今の医療に課題を感じている方、何か行動したいと思っている方、ぜひ参画ください。
■これまでの取り組み
・中山間地域医療に関する意見交換会の実施
・中山間地域医療の課題を解決する取り組みの実証実験、提案
■活動報告
9/14に「中山間地域医療の課題とデジタル化の未来」というテーマで藤野在宅緩和ケアクリニック医師の石橋了知さん、株式会社クリプラ代表取締役、東京医科歯科大学外部理事の鐘江康一郎さんをお招きし、中山間地域を取り巻く現在の医療の課題と可能性について講話いただきました。参加者はオンラインも含めて18名と関心の高さが窺われる回となりました。
9/14の会の参加者から継続しての企画希望の声が挙がったため、10/20には「地域医療の未来お話会」を開催しました。こちらもオンラインを含む16名の方が参加され、活発な意見交換が行われました。
12/6には、地域包括支援センターのセンター長である渡辺めぐみ氏にお越しいただき、センターの概要等のお話をしていただきました。最後は参加者間でこれからの地域医療について話し合い、活発な意見交換を行いました。

このテーマは興味がある方が多く、内容的にも拡がりがあるため、今後も継続して地域医療の課題や介護の課題について解決する方策を検討する意見交換会を継続的に実施する方向で企画が進行中です。
■プロジェクトの参加方法
・森ラボ オープン会員登録後、slack より、中山間地域医療介護pjにご参加ください。
※森ラボオープン会員にはHPのこちらのページからも登録できます。
■SDGsの該当する目標


