藤野地域で2009年より通帳型(LET’S方式)の地域通貨として始まったよろづ屋。現在、約400世帯、1000名の方が登録しており、日々の暮らしの品物交換や、情報、困りごとの解決などに役立てています。また、藤野地域内には「コミュニティー通貨ゆーる」や「シュタイナー学園 学内通貨 廻」といった別の地域通貨や、その他の地域通貨の企画も色々立ち上がっています。
地域それぞれの魅力を守り、そして持続可能な地域の成長を実現するために、今、改めて「地域通貨」の魅力に惹かれ、コミュニティごとの「通貨」を導入する地域が増えています。アナログ型もあればデジタルを駆使したものもあり、その形や在り方はさまざまです。
しかし、うまくいっているものもあれば、立ち消えになってしまうものもあります。デジタル化によって、さまざまな通貨設計ができるようになっていますが、使い勝手の部分や動機付けの部分での課題もまだありそうです。
今回の対談では、地域通貨の現状に詳しい、地域通貨の研究者の栗田健一氏をお招きし、藤野の地域通貨の運営者でもある3人と座談会の形式で、藤野での地域通貨の実践例や、現代の地域通貨の現状、デジタル時代における地域通貨の可能性や、この方法ならうまくいくんじゃないかという、今後の通貨の未来についてざっくばらんにお話しいただきます。
日時:2022年10月14日(金)19:00-21:00
場所:森のイノベーションラボFUJINO(相模原市緑区小渕2012)
※zoomにてオンライン同時配信(オンライン参加希望の方は、申し込み時に「オンライン参加」と記入ください。)
参加費:無料
申込方法:peatixでのお申込はこちらから→ https://morilab-fujino-202210community.peatix.com/
または、下記メールアドレスへ件名に「10/14 地域通貨」と書き、現地参加かオンライン希望、名前と電話番号を記載してお申し込み下さい
info@morilab-fujino.jp
主催:森のイノベーションラボFUJINO
【対談者プロフィール】
栗田 健一氏
千葉経済大学短期大学部准教授。
横浜市立大学商学部卒業。北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了。大学院では地域通貨、経済人類学やコミュニティ開発などを学ぶ。大学院終了後、自治体や省庁勤務を経て、現在は千葉経済大学短期大学部にてビジネス教育に従事。著書に『コミュニティ経済と地域通貨』(専修大学出版局刊)など。
池辺潤一氏
藤野地域通貨よろづ屋事務局。シュタイナー学園 学内通貨 廻、企画者。本業は建築士。循環する暮らしの装置としての自然住宅を設計しつつ地域通貨の取り組みを通して循環するコミュニティデザインを考える。
http://www.studio-ikb.com/
傍嶋 飛龍氏
画家、万華鏡作家、超音楽的お遊び集団じゃねんず団長、限界集落の廃工場を廃材で作り上げている『廃材エコヴィレッジゆるゆる』村長と、遊びに本気の多動症マルチアーティスト。 廃材エコヴィレッジゆるゆるは様々なエコシステムを廃材で作り上げ、「コミュニティー通貨ゆーる」の導入や、狩猟採集イベント「ビストロ山」「天才合宿@藤野」などライフスタイルやコミュニティーづくり、意識改革など既成概念を壊すイベントを企画している。多摩美術大学絵画科大学院卒業。第1回池田満寿夫記念芸術賞、第1回利根山光人記念賞で大賞を受賞。
https://ryumu.themedia.jp/
髙橋靖典(森ラボ コミュニティマネージャー)
藤野地域通貨よろづ屋事務局
子どものシュタイナー学園の入学に伴い、旧藤野町(相模原市緑区)へ移住。トランジションタウン活動に参加し、地域通貨よろづ屋事務局や、藤野電力等の活動に携わる。
新規事業開発やデジタルソリューションの提供を行うアーキタイプ株式会社代表取締役、NPO法人グリーンズ監事。地域活動では、アーティスト支援を行う一般社団法人藤野エリアマネジメント代表理事、学校法人シュタイナー学園 理事長なども務める。