中山間地域における地域産業の衰退、過疎化等に対応する地域おこしの柱として、”観光” 振興に取り組む地域が全国的に増えています。
私たちが住む藤野も含め、中山間地域は豊かな自然を背景とした都市部住民の環境学習やレクリエーションの場、宿場町等の歴史・文化的な背景、都市部に豊かな水を供給する水源地域としての位置づけ等、都市に近い里山としての観光資源を有する地域が多く、観光の基礎となっています。
しかしながら、かつて林業、農業、養蚕等の一次産業によって栄えた中山間地域も、居住人口の減少により産業は衰退し、その結果として観光資源となりうる文化や景観も失われてしまう恐れがあります。
中山間地域が活性化するためには、安定した雇用の場や生活しやすい環境づくり等、不可欠な要素がありますが、今回のイベントでは、そんな中山間地でのあるべき観光の姿とはどのようなものか。アフターコロナ時代の訪日外国人旅行者(インバウンド)受け入れも踏まえて考えていきたいと思います。
前半部分では、スイス・ツェルマットでの観光局やNPO法人等での経験、世界各地でのプログラム・ツアーの実施経験を活かし、日本の各地域において、地域観光のコンサルタントとして、各地域の観光振興に大きな役割を果たし、内閣府が認定する観光カリスマ百選にも選ばれた "山田桂一郎氏" と、慶應SFC卒業後、リクルートにてインターネットでの新規事業立ち上げに関わり、観光産業と地域活性のR&D部門じゃらんリサーチセンターにて主席研究員として調査研究・事業開発に携わった後、2016年7月、訪日外国人旅行者による消費を地方にもいきわたらせ、地域の活性化に資するプラットフォ-ムを立ち上げるべくWAmazing株式会社を創業した "加藤史子氏" に基調講演を頂きます。
後半部分では、講演者と藤野地域住民によるパネルディスカッションを行います。
オンラインでの配信も致しますので是非お気軽にご参加ください。
【開催概要】
主催:自然体験学校みどり校
共催:森のイノベーションラボFUJINO、農業再生プロジェクト
日時:2022年2月3日(木)16:00~18:00
会場:森のイノベーションラボ FUJINO (神奈川県相模原市緑区小渕2012)/ オンライン参加
定員(現地会場):10名 (現地参加は、申込数が定員を上回った場合、抽選となります)
参加費:無料
申込方法:下記メールアドレスへ名前と電話番号、参加方法(オンライン又は現地参加)を記載してお申し込み下さい
info@newnormaltourism.net
*オンライン参加の場合は、お申し込み後に視聴用URLをご送付します
内容:16:00-16:10 主催者ご挨拶と藤野紹介
16:10-16:30 加藤史子氏 基調講演
16:30-16:50 山田桂一郎氏 基調講演
16:50-18:00 講演者と藤野地域住民によるパネルディスカッション
【登壇者プロフィール】
①山田 桂一郎(やまだ・けいいちろう)
2005 年に観光カリスマ(内閣府・国土交通省(観光庁)・農林水産省 認定):「世界のトップレベルの観光ノウハウを各地に広めるカリスマ」として、これまでのヨーロッパを中心とした環境保全 (環境保全活動プログラム、環境教育、環境アセスメント等。海外在住者として初めて日本の環境省に登録された環境カウンセラーでもある)と世界各地における滞在プログラム・ツアーの実施と観光・集客交流の事業化、マーケティングの経験を活かし、観光・地域振興(まちおこし・自立型地域 経営、サービス向上、人材育成や中心市街地・商店街活性化等)に関する講演やセミナーの講師とし て全国各地から招聘されている。また、日本国内でも地域振興・再生のコンサルタントとして様々な事業化(特に地域経営マネージメントの組織化)を進め、多方面で積極的に活動を展開し、多くの実質的な成果と結果を残す。民間企業やNPO法人の他にも多くの省庁や地方自治体の委員、プ ロデューサー、コーディネーター、アドバイザーを務め、大学や高等教育機関でも教鞭をとってい る。近年は観光庁「訪日観光セミナー」講師、ミシュラン・グリーンガイドの取材コーディネイトも行う。2011 年には週刊日経ビジネス誌において「次代を創る100人」の一人として選出された。 欧州では、ヨーロッパ・アルプス並びにスイス全土に渡る取材・撮影のコーディネーター、ライター(日本旅行作家協会 会員)、ビデオカメラマン、通訳としても活動。冬は、現地で唯一の日本人スキー教師、夏は、ハイキング、トレッキングガイドでもある。 スポーツに関しては、山以外でもセーリング(ヨット)競技の元国体選手であり、パラグライダー で空も飛ぶ。陸海空の全てをフィールドとしている。
②加藤 史子(かとう・ふみこ)
慶応義塾大学SFC卒業後、1998年に株式会社リクルートに入社。インターネットでの新規事業立ち上げ(じゃらんnet、ホットペッパーグルメなど)に携わり、2008年より観光産業と地域活性のR&D部門じゃらんリサーチセンターにて、主席研究員として調査研究・事業開発に携わる。若者の旅行需要を回復し地方創生に資するプロジェクト「雪マジ!」を立ち上げスキー需要をV字回復させたほか、ゴルフ市場や温泉地域などの活性化へも横展開する「マジ部」を立ち上げた。
2016年7月、訪日外国人旅行者による消費を地方にもいきわたらせ、地域の活性化に資するプラットフォ-ムを立ち上げるべくWAmazing株式会社を創業し、訪日外国人旅行者向け観光プラットフォーム「WAmazing」をスタートさせる。日本の22の国際空港において無料SIMカード配布によるインターネット通信環境の提供をフックに、宿泊や交通切符、レジャー施設の予約手配、購入支援といった旅行エージェント機能を提供し、スマートフォンひとつで情報収集から手配決済までできる「手の中の旅行エージェント」サービスを展開中。