地域での森林資源の活用
日本では国土の約7割が森林であり、世界的にみても、ベスト3に入る森林資源の豊かな国です。そのうち約4割が人工林。戦後に植えられたスギ、ヒノキが大半であり、林業の衰退により多くの人工林で荒廃が起きており、台風時の土砂災害の一員にもなっています。これからの日本においても、森林資源への取り組みは喫緊の課題となっています。
昭和30年、94.5%の木材自給率から、平成14年には18.8パーセントと最低値を記録しました。その後、徐々に回復しつつあり、平成30年には32.4%まで戻ってきています。しかし、一度業として衰退してしまった林業が復活するには多くの課題があります。
第1回は、1998年から相模湖をフィールドに、森林整備ボランティアを20年に渡って続け、近年では、東京学芸大Explayground推進機構GREEN TECH ENGINEER LABと協働プロジェクトを始められているNPO法人緑のダム北相模の副理事長 宮村連理さんと 地域の木材活用に様々な形で取り組み、小学校の机を天然木に変えていく「森の机事業」や森のイノベーションラボFUJINOでも木材の提供や家具等の製作していただいた一般社団法人 相模湖 森・モノづくり研究所 代表理事の渕上さん、ディレクターの浜田康司さんにお越しいただき、現在の相模湖周辺での取り組みについてお話しいただきます。
第2回では、新しい視点で森林資源を捉え直し、ツアーや合宿などでの交流事業を通じて、これまでにない空間や家具などのものづくりを行っている(株)飛騨の森でクマは踊るの代表の松本剛さん。藤野在住でもあり「環境との調和、循環する建築」「ヒト、モノ、自然、関係性のデザイン」「農的暮らしとパーマカルチャー」という3つのビジョンを基に、神山町の集合住宅やワタミオーガニックランドその他、様々な地域でのプロジェクトを手掛けられている建築家の山田貴宏さんから各地での取り組みや、これからの可能性についてお話しいただきます。
第1回 地域での森林資源の活用
日時:2021年7月15日(木)19:00-20:30
会場:森のイノベーションラボFUJINO(相模原市緑区小渕2012)
無料、現地定員は15名
オンライン参加はpeatix からお申し込みください。
スピーカー
宮村連理(NPO法人緑のダム北相模の副理事長)
淵上美紀子(一般社団法人 相模湖 森・モノづくり研究所 代表理事)
浜田康司(一般社団法人 相模湖 森・モノづくり研究所 ディレクター)
ファシリテーター
髙橋靖典(森ラボ コミュニティマネージャー)
イベントへのお申し込みは info@morilab-fujino.jp まで、第1回参加希望、第2回参加希望と明記の上、お名前、メールアドレス、携帯番号を記載の上、お申し込みください。