「地方でのライフスタイルに興味があるけど、自分のスキルがいかせる仕事があるだろうか」
「持続可能な地域づくりに関わってみたいが、なにをしていいかわからない」
「都会すぎず、田舎すぎない、ちょうどいいエリアが見つからない」
今回は、そんなモヤモヤを抱えている方にお届けしたいイベントです。
少子高齢化や、それにともなう産業の衰退、インフラの老朽化、集落の存続危機など、多くの課題がある中山間地域。
しかし見方を変えれば、持続可能な開発目標(SDGs)が示され、持続可能な地域やコミュニティ構築が求められる現代は、中山間地域は「都市部ではなにげないものだったスキルや経験が、持続可能な地域づくりにいかせる」という、大きな可能性を秘めているといえます。
たとえば、次のような仕事が考えられます。
・ICTのスキルをいかし、地域の農家をサポートする
・クリエイティブのスキルをいかし、地域の観光について現代に合った形で発信する
・コーディネーターとしてのスキルをいかし、地域の林業事業者、団体と連携し、森のリトリート利用などのプログラムをつくる
・医療、介護のスキルをいかし、地域での医療や介護の課題解決への取り組みや、オンライン診療等デジタル化の住民への支援に取り組む
・不動産業界のスキルをいかし、地域の空き家状況調査、小規模リノベーションなどを行い、移住促進団体と連携した空き家対策を推進する
などなど。中山間地域の課題とかけあわせることで、都市では何気ないものだったスキルやアイデアの価値がぐんと高まり、独自のキャリアがひらける可能性があるのです。
では、そうした“自分と地域をいかす仕事”は、どのように見出していけばいいのでしょうか?
今回は実際に中山間地域を舞台に“自分と地域をいかす仕事”と出会い、あるいはつくってきたゲストをお招きし、皆さんと一緒に学んでいきます。
▽インタビュー記事も併せてご覧ください
やりがいある仕事も田舎暮らしも、地域の持続可能性も諦めない。相模原市緑区中山間地域で実現できる「都市と田舎の融合型キャリア」とは?
イベント概要
■開催日
2023年7月19日(水)20:00-22:00
■場所
オンライン会議ツール「zoom」
※アーカイブ視聴あり
■タイムテーブル
19:50 開場
20:00 開始
20:10 ゲストによる活動紹介
20:40 トークセッション
21:15 求人情報についてのお知らせ
21:30 採用説明会(希望者のみ)
22:00 終了
■申込方法
Peatix(外部サイト)からお申し込みください。
登壇者
高橋靖典
森のイノベーションラボFUJINOコミュニティマネージャー・中小企業診断士
子どものシュタイナー学園の入学に伴い、2011年より神奈川県相模原市緑区(旧藤野町)へ移住。トランジションタウン活動に参加し、地域通貨よろづ屋事務局や、藤野電力等の活動に携わる。新規事業開発やデジタルソリューションの提供を行うアーキタイプ株式会社代表の他、一般社団法人藤野エリアマネジメント代表。NPO法人グリーンズ監事。
2022年より相模原市が設置した森のイノベーションラボFUJINOの実証運営を受託、2023年より本格運営を行い地域での創業や仕事の場の提供を行っている。
中村真広さん
株式会社ツクルバ 共同創業者・取締役/株式会社KOU 代表取締役/一般社団法人Whole Earth Life 代表理事
2011年株式会社ツクルバを共同創業し、2019年東証グロース市場に上場。2021年8月より取締役。株式会社KOUを創業し、2019年より代表取締役。世の中の会社をもっと幸せな居場所にするべく、組織内の対話のツール「emochan」を展開中。
「場の力で人生を肯定できる世界をつくる」をミッションに掲げて、時代の兆しから新たな場を興すことがライフワーク。プライベートでは、相模原の藤野にて感謝経済の集落「虫村(バグソン)」を建設中。著書に「自分とつながる。チームとつながる。」(アキラ出版/2020)他。
守本 陽一さん
ケアと暮らしの編集社
1993年、神奈川県生まれ、兵庫県出身。医師。自治医科大学在学時から医療者が屋台を引いて街中を練り歩くYATAI CAFEや地域診断といったケアとまちづくりに関する活動を兵庫県但馬地域で行う。2020年11月に、一般社団法人ケアと暮らしの編集社を設立。社会的処方の拠点として、商店街の空き店舗を改修し、シェア型図書館、本と暮らしのあるところだいかい文庫をオープンし、運営している。現在は、保健所で重層的支援体制整備事業、在宅医療介護連携、総合事業、認知症政策、社会的処方モデル事業等の市町村支援に従事。まちづくり功労者国土交通大臣表彰。グッドデザイン賞受賞。共著に「ケアとまちづくり、ときどきアート(中外医学社)」「社会的処方(学芸出版社)」など。