2021年7月1日(木)14:00-16:00 、森のイノベーションラボFUJINO 実証運営のキックオフイベントが開催されました。
1 開会・市長あいさつ
2 森のイノベーションラボFUJINO実証運営の説明
3 トークセッション
4 藤野囃子保存会による郷土芸能披露
5 閉会
【トークセッションの概要】
■テーマ1:コロナ禍を踏まえて緑区中山間地域の魅力をどう発信するか
■テーマ2:多様な働き方に対応し、関係人口の創出、移住・定住を促進することで、地域課題の解決に向けてどのような取組を展開するべきか
スピーカー
本村賢太郎 相模原市長
箕浦龍一氏 総務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官 一般社団法人日本ワーケーション協会特別顧問
湯川伸矢氏 リニア中間駅周辺の豊かな地域環境と融合した新たなワークスタイルの創出検討会委員
久保武史氏 緑区区民会議委員 津久井青年会議所理事長
傍嶋飛龍氏 画家・万華鏡作家 廃材エコヴィレッジゆるゆる村長 モデレーター
髙橋靖典氏 森のイノベーションラボFUJINOコミュニティマネージャー (一般社団法人藤野エリアマネジメント代表理事)
◇トークセッションダイジェスト
箕浦龍一氏:教育は親御さんの移住先選定に関して大きい要素の一つであり、いい教育が提供できる場には人が集まる。今後はセオリーよりも感性やアートが重要になってくる時代であり、今までの同質性、同調圧力等の伝統的な組織文化ではなく、みんな違う物差しを持っているという当たり前のことを藤野のアートな部分を生かして提供することができると良いと思います。
久保武史氏:SDGsへのきっかけとして、小学生に書いてもらった絵を相模湖のスワンに貼って浮かべるというプログラムをやらせていただいたのですが、アートと関連させてSDGsを普及できれば良いなと思っています。
傍嶋飛龍氏:廃材を集め、限界集落の中の廃工場をコミュニティスペースに変えたのが廃材エコビレッジゆるゆるです。地域内で使えるものを資源活用できるデザインができたらいいなと考えている。生き心地のいいコミュニティを作ることが大事で、そのコミュニティの中でのマッチングで新しいことが生まれる。藤野はヒューマンパワースポット。都会と田舎のエッジに面白い人たちが住んでいるというのが魅力です。
湯川伸矢氏:個人のコワークのみならず、会社全体としての中山間地域活用が移住に繋がるのではと考えています。心豊かに気持ちよく生きながら、新しいテクノロジーが都会だけでなく田舎で育まれる可能性は十分にありますね。
本村健太郎(相模原市長):自然の恵みが豊かなこの中山間地域で、移住定住含め、皆で街づくりに参加できるような形にしていきたいと思っています。コロナ禍で改めて中山間地域は注目されています。森ラボが皆さんにとって暖かい居場所になることを願うと同時に、様々なことに取り組んでほしいと考えています。人は相模原市の財産だと思っていますが、その人と人の繋がりからいろいろなアイデアと力を生み出して、この地域に人が来ていただけるような、共生社会・多様性の認められた社会を作っていけたらと思っています。
本編については、下記よりyoutubeにて公開されています。